逆神トレーディング日誌

全ての投資家へ捧ぐ

円安 春の嵐~ドラFX~

年始から下落に次ぐ下落を続けていた株価はとある男の不用意すぎる発言で突然の急回復を見せました。

『怪物投資家』ドッグさんがあろうことか投資終了宣言を出したのです。

 

 

今までの株価の値動きを見るとドッグさんは確実に世界中のヘッジファンドから監視されていると思いますが、そんな男が勝手に投資はオワコンなどと言おうものならリバウンドするのも当然です。

まさか自分の影響力を逆手にとって保有株たちを救おうとしたのでしょうか。

もし彼にその意図があったら、これは相場界のDOGならぬGODと言い換えねばならないでしょう。多分その場のノリの発言だと思います。

 

 

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日経平均日足 マークはドッグ発言

 

ところが、この動きが思わぬ事態を起こしました。

株価上昇に合わせるように日本円が怒涛の円安基調になってしまったのです。

 

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ドル円日足

www3.nhk.or.jp

 

アメリカや欧州の利上げに対し、日本は変わらず緩和継続の相場注視スタンスのため総じて円が売られる展開に。

 

為替と言うのはレンジ相場になりやすく、故に逆張りする投資家が多い傾向にあります。

だからこそ、このようなトレンドが出た時は皆大ダメージを喰らいやすいのです。

 

先日口座を崩壊させてしまった女帝はるなんもユーロ円の逆張りSでやられてしまっていました。

 

survivorbeast.hatenablog.com

 

そんな中、ショートで立ち向かう漢気を見せたトレーダー達もたくさんいました。

 

すっかり投資界のご意見番、億トレの代表となったオレ的JINさんも果敢にドル円売りを敢行します。

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以前原油が120ドルを超えた時、逆張りSで会心のトレードをしてくれたJINさん。

二匹目のどじょうを狙うべく、もう一度ナイストレードをかましたいところでしょう。

 

が、これが大失敗。

せっかく原油売りと株底打ちサインを当てて、多少は名誉を回復したというのに爆損コメディアン路線に逆戻りです。

 

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江田島に移住した伝説のFX戦士「Aki FX」さんもこの円安傾向で爆損。

そもそもakiさんは今までもトレンドラインの逆張り戦略でかなり酷いダメージを受けてきたわけですが、今回も強烈なトレンドに資産を持っていかれてしまった様子。

祈っている内にakiさんの建値へ価格が戻っていくという『祈祷トレード』も流石に今回は発揮されなさそうです・・・と言ってもまだ切ってはいないのですが。

 

 

悲劇の連鎖は終わりません。

akiさんを執拗に中傷したため、訴訟される話まで出ていた愚者(逆神)トレーダーのパンダFXくんは念願の億トレ到達一歩手前でまさかの悲劇に逢います。

 

youtu.be

 

なんとパンダくんも為替で爆損。

しかも確定損失が2000万円。akiさんとかが売り攻勢だったのなら、パンダくんのスタイルならロングするはずなのですが・・・・。

 

しかし、パンダくんは新庄・BIGBOSS・剛志の名言を思い出し再び立ち上がります。

 

なんと驚異的ロットでポンド円をロング。

加速する円安傾向を味方につけ、損失を一気に取り返そうとしているのです。

一体誰の逆張りをしたのか・・・・まあ答えは後程わかるわけですが。

 

 

幾多のトレーダーたちの悲劇を列挙したわけですが、よく考えたらJINさんは昨年1億勝っており、akiさんは含み損状態であるもののまだ損切りはしておらず、パンダくんは現在爆益中。

いうほど皆ダメージは喰らってないわけです。

 

しかし唯一この男だけはダメージを喰らいまくっておりました。

そう、ドラFXさんです。

 

 

負けても負けても立ち上がる不屈のドラさんですが、少し勝ってはワチャワチャして爆損するというパターンが全然治っておりません。

誰かが「ドラさんは『振り出しに戻る』マスだらけの双六をしている」と言っていましたがマジにその通りだと思います。

 

その割にドラさんは他人には厳しい男です。

 

 

自分が損したから当たり散らしているようにしか見えませんが、この人間臭さもドラさんの魅力なんでしょう・・・・多分。

 

ドラさんのようなハイレバトレーダーにとっての大好物な為替商品と言えば英ポンド。通称殺人通貨。

 

こんなに異常に上がっている状態ではショートでガッツリとりたいところ。

 

ドラさんは意を決してポンド円をショートし・・・・速攻で死にました。

 

 

 

謎の漢気でネバーギブアップ宣言を出すドラさんですが、いくら切らない気持ちが強かろうが証拠金が尽きたら強制ロスカットです。

 

 

ドラさんはそれでも執拗にポン円売りを狙います。

なにが彼をそこまで駆り立てるのか。

たしかにポンド円160円台は6年ぶり。ブレグジット時期以来のものです。

絶好の売り機会である気持ちは分かります。

 

 

そう、先ほどのFXパンダくんがポンド円をがっつりロングしていたのはドラさんのポンド円Sに対する逆トレードだったのです。

となるとパンダくんが爆益しているということは・・・・ドラさんは絶賛含み損です。

 

 

今月プラテンを目指す、と口にしてしまうと大体マイナスに転落してしまうのがこういう時の御約束。

 

週明け、ドラさんの希望もむなしく円安は更に進行。

ドル円は123円に乗ってしまいました。

ポンド円も上がらないわけがありません。

 

 

自らの力でまだ為替のコントロールが可能と思いあがっているドラさんですが、この円安進行には大きな理由がありました。

この日、日銀は「指値オペ」という政策をとり10年国債金利を抑制しようとしたのです。

簡単に言うと国債をめっちゃ買うって言ったわけで、金融緩和継続宣言みたいなもんです。

 

 

欧米の利上げと対照的なこの緩和政策で円安は一気に進行。

この大きな流れをドラさんが変えられるわけがありませんでした。

無念のポンド円S損切り、90万円。

月間収支はマイナスへ転落してしまったのでした。

 

失意に暮れるドラさんでしたがここで彼に名案が浮かびました。

そう、ショートでダメならロングで勝負すればよいのです。

 

 

ようやく為替ロングに目線が切り替わったドラさん。

今まで手痛い目を見てきたポンド円の163円のみならず、ドル円の124.17円でもロングで勝負します。

 

しかし、現実はあまりにも非情でした。

 

 

今まで弱かった円がドラさんが目をつけ始めた途端急に強くなります。

ドル円はまだいいのですが、ポンド円の方は164.5円から161円台まで下落。

あまりにも芸術的な往復ビンタをドラさんは喰らってしまいました。

 

「売りから目線を離すな」「ポンド円は俺が落として見せる」

 

有言実行の男ドラFX。

しかし、その言葉を一番信じ切れなかったのは彼自身だったのかもしれません。

 

3月終了まであと3日。

ドラFXさん、現在月間収支-20万円です。

 

 

 

ポンド円 1時間足