逆神トレーディング日誌

全ての投資家へ捧ぐ

岐阜暴威さん、新参者へ洗礼を浴びせる

今から35年前の夏、石原裕次郎が亡くなりました。

よく「あんなメタボの何処がカッコいいんだ」「歯並びがガタガタ」などと批判されますが、それでも皆が注目せざるを得なかったカリスマ性を持ち合わせた稀代の芸能人でした。

 

その石原裕次郎の葬儀で友人代表として挨拶をしたのが勝新太郎

「警視K」ではあまりにもリアルな生活描写を求めるあまり、セリフが風にかきけされて何を話してるのかよくわからないという珍現象を起こしまくった大豪傑の勝新

この友人代表挨拶でも貫禄ある低音でたどたどしく話すものだから、所々何を言ってるのかわからなかったりします。

 

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しかしそこは銀幕の大スター。

最後に「生きながら死んでいる奴が多い中で、死んだのに生き返ったような奴」と裕次郎を讃え挨拶を締めたのでした。

そんな勝新太郎も亡くなって、今日で25年になります。

 

生き死にを見せるのが俳優でありアーティストであるのなら、この男もある意味では『名優』と言えるのでしょうか。

 

『Mr.逆神』岐阜暴威さん。

 

彼の主演した作品は果たして『喜劇』なのか『悲劇』なのか、その解釈は我々観客一人一人に委ねられています。

 

 

その岐阜さんが久々にいいエンタメ作品を我々に見せてくれました。

 

久々、とは聞こえがいいものの、実はこの期間の長さは岐阜さんの活動に置いてかなりのマイナス点があったのです。

 

なぜなら今年、岐阜さんはファイスタTVや日経CNBC、そして週刊新潮において「ネットで超有名な逆神」の肩書でバンバン出演していたからです。

 

jinfxblog.com

kabumatome.doorblog.jp

 

news.yahoo.co.jp

 

しかしなぜか今年妙に成績が良い岐阜さん。

CNBCなどを見て興味を示した奴らが岐阜さんを見にきても「こいつ全然逆神でもなんでもないやんけ!」と思って離れてしまう現象が多く起きてしまいました。

今の岐阜さんなんてトレードをダシにリスナーから貢物を貰う事を本業にしようとしている節まであるので、せっかくの新規ファンたちが逃げていくのは避けたい所。

 

ここは昔のように一発大損でもして「これが岐阜暴威だ」というアピールする必要が早急に必要だったわけです。

 

そうでもしないと下のような「岐阜暴威を我々は見習うべきだ」とかイカれた事いうやつばっかりになっちまうぞGIF!!!

 

 

そうは言っても岐阜さんも人間、「下手」と言われるより「上手い」と言われる方が嬉しいにきまっています。

好調っぷりと周囲の称賛に舞い上がってしまった岐阜さんは、新たなるマネタイズ計画を練り始めます。

それはnoteでした。

 

数年前の私なら岐阜さんのクリエイトに期待していたでしょうが、今は全く期待しておりません。むしろやめとけと言いたい。

なぜならこの2年半、岐阜さんの各種メディアでの活動を見てきて彼の話の引き出しがあまりにも狭いという事実に気付いてしまったからです。

代わり映えのしない内容のnoteをダラダラ続けても購入者は多く望めないでしょう。

 

noteで儲ける宣言が慢心の極致だったのかは知りませんが、岐阜さんはこれを境に徐々にハイレバの罠にハマり始めます。

 

 

トレードするかジムにいくか配信するかで一日を過ごす現代の貴族岐阜さん。

念願だった代わり映えのしない日常を手に入れた岐阜さんでしたが、生来のドーパミン狂な面は治っておらず、ことあるごとにハイレバの熱い勝負を挑みます。

 

 

ポジポジ病ウイルス、ハイレバ病ウイルス、そしてイキリ発作を併発した岐阜さん。

従来の逆張り手法を脱し、順張りトレーダーとして資産1000万の壁を突破した男は激しく吠えます。

 

そしてここからが岐阜さんの本格的地獄の始まりでした。

 

 

かつて、相場には岐阜さんの逆指値を的確に狩っていく岐阜アルゴなるものがあると信じられてきていました。

今でも登場回数こそ少ないものの、要所要所で岐阜さんの逆指値を狩り彼のメンタルにダメージを与えている相場の名物です。

そして、大体岐阜さんが逆指値に絶対の自信を持っている時に岐阜アルゴが発動すると岐阜さんは一気に冷静さを欠きます。

 

「あと数円我慢していたら」

「逆指値さえなければ」

「方向性は合っていたのに」

「短時間でこの悔しさを晴らさなければ」

 

岐阜さんはハマってはいけない沼にハマり始めたのです。

 

 

利上げアナウンスが予想されていた米連邦公開市場委員会FOMC)の会合前で荒れる相場の中、岐阜さんは超高速で被弾しまくります。

 

大相場の影に岐阜暴威の屍あり。

 

今、CNBCや週刊新潮組の新参者の前に『東海の伝説』が降臨しようとしていたのです。

 

 

 

現在では視聴が出来なくなっているこの動画。

それもそのはずでしょう。その内容はyoutubeでやるにはあまりに過激すぎたからです。

 

「あのハゲが配信で全く動かなくなりました」

 

心配しているのか馬鹿にしているのか分からないリプが飛んできたのは21時前。

そこには異様に白い肌をした中年男性が黙って体育座りをしている不気味すぎる画像が添付されていました。

 

 

 

 

岐阜さんって体鍛えてる割に全く日焼けしていないものだから髪型も相まって小さいバタービーンのように見える時があります。

 

「彼を嫌いな奴いる?」伝説の“ぽっちゃり戦士”バタービーンの秒殺KOにファン熱狂!「パワーだけだったけど…」 | THE DIGEST

 

配信をつけてみると岐阜さんは実家の畳の上であぐらをかいて大音量でBGMを流しまくっていました。

「もう著作権なんてどうだっていい!!」と言いながらテンションだけ上げて拡大する含み損を黙って見つめる岐阜さん。

かつて追証発生時に金策に走らずなぜかカラオケボックスで長時間カラオケ配信を行っていたあの狂気トレーダーGIFが目の前に蘇っていたのです!!

久々に魅せる岐阜さんのパフォーマンスに懐かしくなった私は・・・流石に涙は出ませんでしたが謎の安心感に包まれてしまいました。

アラフォーの禿げたおっさんが怒り狂う姿を見て落ち着くとは私もかなりの異常者だと思います。

 

岐阜さんがふわっち配信者時代に追い込まれた時、自らを奮い立たすために流していたのがチャゲアスの「HEART」。

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これも超久々に岐阜配信で流すと、これに岐阜さんのボーカルが小気味よく乗ります。

あまり大声で歌うとお母さんに怒られてしまうため、若干抑え気味に歌う岐阜さん。

 

しかし魂の熱唱も虚しく、含み損はマイナス100万を下回らなくなってしまいました。

 

こうなると岐阜さんのボキャブラリーは一層少なくなります。

 

「モーモーモー!モー!」

 

荒れ狂う牛のように岐阜さんはひたすらモーモー言い続けます。

 

こうなると岐阜さんのコメント欄にはアンチ(煽りコメント)が湧きます。

岐阜さんはこれを有無を言わさず八つ当たり気味の光速ブロックをするのが常でしたが、なんと今回は違いました。

なぜか気に入らないコメントを最上部で固定するという晒し刑に切り替えたのです。

 

その生贄になったのが「はるなんの下の毛で作ったモコモコの手袋は保湿力抜群」というとんでもないユーザー名の奴でした。

 

地獄絵図

 

 

「はるなんの~」「Kさんの~」といった女性ユーザーに対するセクハラを登録名で行う輩は一定数いましたが、今まで岐阜さんがBANしまくっていたためそこまで実害はなかったのです。

今回岐阜さんが晒し芸に切り替えてしまったがためにとうとうその一派の異常性癖が公衆の面前に晒される事になってしまったのです。

 

ただ、この件に対して一番ブチ切れていいのは煽られた岐阜さんでも晒されたユーザーでもなく勝手に題材にされた「女帝」はるなんである事は言うまでもないでしょう。

 

 

こんなことをしている内にも含み損は拡大。

岐阜さんはついに「上げんなって!上げんなって!!上げっ・・・」という悲鳴をあげながら愛用のマイクを思いっきり座敷に叩きつけてしまいました。

 

元格闘家によるマウントパンチのレクチャー

 

 

全く無言のまま岐阜さんがマイクを拾い上げるもんだからぶっ壊れたのかそうでないのかよくわからない状況になってしまいました。なんか喋れよ。

 

しばらくの後、怒りがぶり返してきたのか岐阜さんは二回目のマイク叩きつけ。

そのままやけになり配信を切ってしまったのです。

 

 

こうなった時の岐阜さんがやること。それはツイ消しです。

 

 

 

こういう時の岐阜さんは大体すぐにツイート復活したりするのですが、CNBCから岐阜さんを知った人は大騒ぎです。

 

「あの超有名人岐阜さんが引退か!?」と。

 

私もかつて同じ思いで本気で心配した時がありました。その気持ち、よく分かります。

 

ただ奴はどうしようもなくすぐ復帰するのです。

 

 

という事で次の日の朝には岐阜さんはケロっと復帰していました。

 

 

復帰後すぐに県民税を皆の愛(お布施)で支払ってくれないかと舐めた事を言い始める性悪乞食ハゲ。

かつてアパートの光熱費を暴威軍(岐阜精鋭リスナー達)に払わせようとしていた頃から格段に性根が腐っています。

 

そんな岐阜さんの態度が相場の神の怒りを買いました。

 

 

コツコツ立て直す発言からたった4時間後。

コツコツやってる人では陥らないような巨額含み損を岐阜さんは抱えていました。

岐阜さんのいうコツコツは世間でいうハイレバの範疇だったのでしょうか。

一度崩したバランスはなかなか直りません。岐阜さんなら猶更。

 

 

終わった終わったといいながら終わる素振りのない岐阜さん。

指値をしっかり入れていたらここまで含み損は拡大しないはず。損失連発はやはりあの岐阜アルゴ発動が元凶だったのでしょうか。

 

 

 

お前は不倫に溺れる主婦かよと言いたくなるような陶酔しきったツイートを連発する岐阜さん。

ツイートする暇あるなら切れよと思う人は多いでしょう。

でも岐阜さんは切れないのです。それが岐阜暴威が岐阜暴威たる所なのです。

 

そして復活からわずか半日後、岐阜さんはツイ消しではなくTwitterアカウントを消してしまったのです。

 

 



もちろんCNBC組はこれに悲しみの涙を流します。

「負けてもそれでも元気よく相場に挑み続け、笑いを忘れなかったあの超有名投資家岐阜さんが消えてしまうなんて!!」

 

その気持ち、よく分かります。

 

ただ岐阜さんはツイ消しのみならずアカ消しも前科ありまくりです。

 

岐阜暴威がツイート全消し!名前も『墓』に?最後の一言は何だった?

 

【悲報】 先物界に君臨し続けた「岐阜暴威」さん、ツイ垢を削除して退場 | まとめまとめ

 

岐阜暴威初心者の皆さんに一つアドバイスをしましょう。

岐阜さんの言う事は絶対信用してはいけません。

特に「さようなら」「絶対」「完全に終わった」の三つは。

 

 

で、また翌朝岐阜さんはしれっとアカウントを復活させていました。

 

 

朝と共に蘇り、夜と共に死ぬ男岐阜さん。

もしかして太陽神の類だったりするのでしょうか。

 

これで岐阜ビギナーの大半は岐阜さんの大立ち回りに魅了された組とほら吹き加減に幻滅した組に分かれた事でしょう。

そして私も同じルートを辿ったのですが、最初岐阜さんのパフォーマンスに魅了されて段々人間性に幻滅していく組の方が意外と暴威軍(精鋭岐阜リスナー)に残っていったりするのです。

今回の岐阜芸で新たな暴威軍の萌芽が撒かれたと思うと個人的にワクワクが止まりませんね。

 

 

ちなみに一連の騒動で『さようなら岐阜暴威』という名作切り抜きが作成されました。

ケガの功名と言っていいのか分かりませんが、もし葬式にこれが流されたらちょっとだけ泣くかもしれません。

 

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死してなお作品を残し、人に愛され続け(?)、時にはボロクソに言われながらも絶えず注目を浴び、死んだのにも関わらず何度も蘇っているその姿。

もしかしたら岐阜さんは現代の石原裕次郎なのかもしれませんね。

 

なお、岐阜さんと同じくらい石原裕次郎も生前は生傷が絶えなかった事を併せて記しておきます。