逆神トレーディング日誌

全ての投資家へ捧ぐ

損失の果てに~岐阜暴威vsはるなん~

スペインとモロッコの間にあるジブラルタル海峡

海峡を作り出すヨーロッパ、アフリカの両大陸の末端にあるジブラルタル・ロックとムーサー山を総じて「ヘラクレスの柱」と呼びます。

その意味は「異世界への入り口」「世界への果て」。

英雄オデュッセウスはこのヘラクレスの柱を超え、この世の果てにある煉獄へと向かったとの事です。

 

ヘラクレスの柱 - Wikipedia

 

 

相場界においても、偉大なる二人のトレーダーがいます。

『Mr.逆神』岐阜暴威。

そして『女帝』はるなん。

 

二人のトレードが見せる奇怪な動きの数々はこの世のものとは思えないもの。

ある意味我々の目には異世界のように見えます。

 

そしてそのポジションは煉獄に落とされた罪人のように灰になるまで燃え尽くされるのです。

 

・・・・というのは昨年までの話。

岐阜暴威さんには当ブログで何回か言及していますが、あの女帝はるなんも昨年末から(正しい意味で)絶好調となっていたのです。

 

アスリートが絶頂期にだけ没入することが出来る「ゾーン」というものか。

 

私ははるなんの好調っぷりとオミクロン株の流行は何かしらの関係性があると主張します(記事にする前に旬の時期を逃した)。

 

 

一方で岐阜さんも2月後半にガタガタと調子を崩すものの、辛うじて月収100万円は維持。

「月間収支プラス」がいつの間にか「月間収支100万円」にすり替わっているのが気になるところですが、この調子だと年末までに資産額2000万突破も夢ではありません。

 

 

しかし、岐阜さんは気付いていませんでした。

彼が1000万を意識すると失敗する事を。そして、最近の不調は1000万の壁のプレッシャーによるものであるということを。

 

3月1日、岐阜さんがいきなり動きます。

2月から持っていたとんでもないクソポジション「ポンド/米ドル(ポンドル)」をようやく損切りしたのです。

 

 

一時は含み損50万を超えていたポンドル。

ここで切ったら月間収支100万への障害となると思ったのでしょう。

2月も100万稼げたので、3月になりようやく安心して切る事が出来たのです。

クレカ支払いを考えて月末我慢して翌月に使用料を計上するようにするテクニックに似ています。

 

ところが、これで岐阜さんの重荷が降りたわけではありません。

 

3月相場の方向感のなさを感じ取った岐阜さんは一人平和宣言をしますが、数時間も経たないうちに戦いを再開します。

かつてのアメリカ軍のようです。

 

 

 

 

自らを「トレード中毒」と称する岐阜さん。

自覚があって治らない中毒者というのは厄介なものです。

前回記事で紹介したアルコール中毒に苦しむ投資家「パン粉3」に対しあれこれ心配していた岐阜さんではありますが、自身の方こそ入院が必要なレベルだという事実に気付いているのでしょうか。

 

 

survivorbeast.hatenablog.com

 

 

一方、海外FX業者の超ハイレバレッジを駆使し巨万の富を稼いできた女帝はるなんにも没落の影が忍び寄ってきていました。

 

 

 

岐阜さんと損失の桁が段違いのため皆びっくりしてしまうでしょうがこれが女帝の超ハイレバレッジ・トレードです。

はるなんの100万は岐阜さんの10万と置き換えてもらって構いません。

 

100万の損失を喰らっても200万稼げばOK。絶好調時のはるなんはそのスタイルで強気に戦ってきました。

しかし、この戦い方は言わばノーガード。

調子を崩したら途端にサンドバッグ状態です。

 

 

今までだったらカウンターを打てていた間合い。しかし女帝の拳は空を切り続けます。

むしろ今までが調子良すぎたのか。

久しぶりの連続爆損にはるなんのメンタルにヒビが入ります。

皆さん誤解しているようですが、彼女は基本的に精神力が弱いのです。

 

 

 

はるなんがビットコインのハイボラティリティで大打撃を喰らう一方、岐阜さんもハイボラ商品に興味を示し始めていました。

 

それは「原油先物」。

 

 

 

先週パン粉3がやられ、自身も数々の原油爆損劇を披露してきた悪魔のコモディティです。

少し落ち着け、と言いたいところですが暴威軍(岐阜暴威リスナー)の声は彼には届きません。

完全に頭のネジがぶっとんでいる事はツイートを見れば一目瞭然。

常人が思いつく文章ではありません。

 

 

岐阜さんは怒り狂った自らを「バーサーカー」と称していますが、そんな状態さえも飛び越えてしまったようです。

トランス状態に入った恐山のイタコか、神が降りてきた宗教指導者か、とにかく人であって人ではない底知れぬ寒気を岐阜さんから感じてしまいます。

 

で、そんな状態でポジるとどうなるか。

 

当然大火傷です。

 

 

原油のぬるい逆張りはやめよう」と言っておきながらものの見事にぬるい逆張りをしてしまった岐阜さん。

言葉だけではなく態度も示す事で己の漢気と相場の恐ろしさを我々に教えてくれる彼は永遠の反面教師なのでしょう。

 

 

 

大きな損失をした時は手を休め、深呼吸をするか夜も遅いから寝るのがベター。

 

しかしポジポジ病(バーサーカーモード)&相場連動型慢性不眠症を抱える岐阜さんには出来ません。

一度開かれた地獄の扉に、岐阜さんの身体はどんどんと吸い込まれていきます。

 

 

 

枚数も100枚からいきなり3倍の300枚へアップ。

一気に逆転を狙うはずが傷口を広げる格好になるだけなのはハイレバトレードあるあるです。

 

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私はこれで昨年AMCで爆損しました

 

こうなれば岐阜さんはますます眠れません。

夜通しポジポジしている間に、いつの間にか彼はとてつもない大金を失ってしまいました。

 

「ふ~んふ~ん!死にたいよー死にたいよー!!」

 

岐阜さんのショートもあって原油は大台の100ドルを軽々突破。

 

37歳の慟哭がアパートの1室に響き渡ります。

初心者はともかく筋金入りの暴威軍達は岐阜さんのイキリとのギャップもあって笑いが止まらないと思います。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

 

ところが、ここで負の連鎖から抜け出す者がいました。

女帝はるなんの方です。

 

 

約3か月ぶりに披露した彼女の十八番「爆損豪遊芸」。

トレードで負けても私は旅行や高級ランチが出来る上流階級なんだという超ド級嫌味しか感じないこの芸で吹っ切れたのか、はるなんは起死回生の一撃を繰り出します。

 

 

ハイレバの強みはまさにこれ。

当たればどこまでも飛ぶホームランバッターのように、はるなんは損失を一気に撒くります。

まだ月間収支はマイナス100万円くらいあるようですが、もう一発当てればプラスになるでしょう。

気を良くしたはるなんは今度は「爆益豪遊芸」。

右手で男をはべらして、左手にはドンペリニヨンを持って博多の街に繰り出していきました。

 

 

やはりトレーダーというのは負けた後のメンタル管理が重要です。

 

休むも相場、という言葉もありますが負けが込んでいる時は女帝のようにトレード止めて旅行に行ったり御馳走を食べたりして気分転換を図るってのは有効な手段だと思います。

 

ただ女帝の場合は去年まで爆損豪遊芸後も爆損街道まっしぐらでしたが。

 

 

それを見て動いたのが我らがGIF。

彼も負けが込んできたのをなんとかしたかったのでしょう。

 

ワンルームでご飯にピーナッツ載せている荒んだ生活から脱却を図ります。

 

 

岐阜さんも「爆損豪遊芸」ってことで気分転換に旅行(実家)をして御馳走(実家の晩飯)を食べます。

 

 

 

私の集計上、この男は週一で実家に帰っているのですがこれを一人暮らしと称していいのか悩みます。

 

では岐阜さんの気分転換後のトレードはどうなのかといいますと・・・・散々でした。

 

 

よく考えたらはるなんと違って岐阜さんはポジ持ったまま爆損豪遊芸してるから、気分転換もクソもなかったでしたね。

飯食ってポジションがプラテンするくらいならトレーダー皆爆食してます。

 

明暗が分かれた2大巨頭。

昨年「岐阜さんよりはるなんの方が曲げる」との見解をブログで発表しましたが、その評価が逆転する日もそう遠くないかもしれません。