【登録者1000人記念】投資系youtube「破壊的イナゴch」から学ぶ米株購入の重要要素とは
はてなブログが11月7日を以て開設10周年を迎えたそうです。
おめでとうございます。
たまたま見ていたブログがはてなだったから、という安易な理由で私も使い始めたのですがこれも何かの縁。
次の10年もよりよいサービスを提供してくれるよう期待しています。
株クラ界においても一つおめでたいニュースがありました。
高橋バンさんが管理している超硬派投資系youtubeチャンネル「破壊的イナゴch」がこの度登録者1000人を突破致しました。
おめでとうございます。
このチャンネルを知ったきっかけは米株界の大魔神「PAN」様を取り上げていた動画。
曲げ屋だといじってくる奴のIPをどんどん開示していった怒れるPAN様を前にして、あえてネタ動画へ昇華していく姿勢が私の心を打ったのです。
【PAN分析】5chの皆さん誠にごめんなさい【米国株】 - YouTube
このチャンネルの紹介をする前にまずは管理人高橋バンさんの簡単な紹介からしましょう。
高橋バンさんは旧帝大卒で現在は積立NISAを三年間コツコツ継続しているスーパートレーダー。
特技はモノマネ。
レパートリーは広瀬隆雄と生殺与奪の関係にあるトレーダー「ばっちゃま」、サムネイルで青背景使いがちのイケメン投資家「やすさん」・・・・今の所2つです。
決め台詞は「新しい視聴者のみなさん!わたくしは元ウォール街出身でヘッジファンドを売却・・・してはおりません!」と完全に某ヘッジファンドマネージャーをリスペクトしたものとなっております。
ここまで見ると積立投資が暇すぎてyoutubeで遊んでるイカれたおっさんのイメージを抱くでしょうが、バンさんが他の投資系youtuberと違う点があります。
それは声。
内容は小汚いのにやけに声が爽やかで明るいのです。
クラブハウスやTwitterスペースでガチガチの投資家集団が討議する中、たまにしれっとバンさんがいたりするのですがおそらくは天性のスピーキングヴォイスを買われてのものなのでしょう。
投資youtuber、特に男性はバフェットT郎みたいなフニャフニャ声やドラFXみたいな暗黒オーラ全開声に広瀬隆雄みたいなジジイ声などあまり耳障りがよくないコンテンツが多いです。
バンさんに後々FX会社のCMナレーター案件が来ても何も驚きません。
更に1000人登録記念配信ではそのイケメンフェイスも公開。
ますますの露出が期待できます。
さて、それではこのチャンネルの中身についてまとめていきます。
破壊的イナゴchのコンテンツは
・米国株銘柄研究
・破壊的クッキング(という名の料理動画)
・巨乳投資家ウォッチング
・怪しい系投資家ウォッチング
の5つで構成されています。
基本的にバカコンテンツです。
最近は怪しい系投資家ウォッチング(PAN様含む)がヒットしたことに味を占めて注力し始めているところがありますが、私はこのchの魅力は他と一線を画す奇想天外な「米国株銘柄研究」にあると思うのです。
例えばバンさんが歯列矯正の銘柄「ALGN」について分析している動画があります。
「相場が荒れている時に銘柄紹介するのはよくないと思い控えていた」と優しさを見せるバンさん。
そうして彼はおもむろにALGN経営陣の顔写真を見だすのでした。
そう、バンさんの銘柄研究に欠かせない要素。それは経営陣の毛量。
バンさんは「ハゲた経営陣は優秀」という都市伝説を強く信じている超一流ヘッツジファンドマネージャーなのです。
ゴールドマンサックス、アマゾン、GEなど世界企業をリードする「ハゲ」トップたち列伝() | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
バンさんはALGNのCEOを「キャリアは凄いが髪の毛が薄くない」といきなり一刀両断。
経営陣の頭皮環境を小気味よく評論していきます。
そして彼がALGNに出した結論。
それは「買い」でした。
理由としては「経営陣に二人ハゲがいるから」との事。
残り10人のフサフサ具合はガン無視する所が一流ヘッツジファンドマネージャーの香りを感じます。
ではバンさんが4月13日に買いサインを出したALGN株、今どうなっているのでしょうか。
おー!なんと上がっております。
10月あたりに凄い下落しているのが気になりますが、今現在幸いにも株価は元に戻りつつあります。
バンさんのフサフサ投資法の勝利です。
バンさんは他にも3Dプリンタ会社「NNDM」も分析。
CEOがハゲているという点で強く買いを指示。
他の取締役も圧倒的ハゲ率を誇っていたため、バンさんの興奮は収まりませんでした。
このNNDM、私が今年の1月末まで持っていた思い出の銘柄でしたがCEOのハゲ具合についてはまったく考慮をしていませんでした。
流石は一流マネージャー高橋バン。目の付け所がシャープ。
しかし、残念ながらNNDMはバンさんが推奨動画を出した2月初めから暴落を始めてしまったのです。
ALGNで通じたハゲアノマリーがなぜNNDMでは通じなかったのでしょうか。
よく考えたら優秀なハゲたちはどっちかというと大企業、旧時代系企業に多いです。
これからの未来を切り開く企業家達はもしやフサフサの方が優秀と言う新たな伝統を生み出す存在なのかもしれません。
そうした疑問はこの動画で解決しました。
バンさんがアメリカのスキルズ社(SKLZ)を分析した動画です。
バンさんはスキルズ社を全身全霊で分析していきます。
スキルズ社の事業開設から始まり、会社ビルの佇まいからビル回りの環境、そしてCEOのハゲ具合とバンさんが持つあらゆる分析要素から多角的に論じます。
会社ビルは修繕中、ビル回りではホームレスアメリカンな人が地べたに寝転んでキャンプしていたりゴミを漁っていたりサスティナブルあふれる行為をしていたりしたなかなかいい会社だったのですがバンさんのメインはあくまでCEOのハゲ方です。
そしてバンさんはスキルズ社のアンドリューパラダイスCEOの若ハゲっぷりと名前の面白さに食いつき超オススメだと言い切っていました。
ではこのスキルズ社、6月8日以降どんな株価をしているのでしょうか。
はい、ド天辺でした。
これが響いたのかわかりませんがバンさんはSKLZ以降、米国株銘柄研究動画を作らなくなってしまいました。
悲しい事です。
しかしバンさんの屍は我々が拾い活用していかなければなりません。
なぜALGNは上がり、NNDMとSKLZは株価が半分になってしまったのか。
これらの特徴を分析した結果、以下の法則が見つかりました。
1.CEOがハゲている会社は買うな
2。経営陣にハゲは存在するがあくまで少数派に留まっている会社は買え
1についてはNNDM、SKLZのCEOはバンさんが太鼓判を下すほどのハゲ。
一方ALGNのCEOは「経歴は立派だけどハゲてないからダメ」というクソ面接官のような理不尽理由で切り捨てられていました。
しかし、よく考えてください。
テスラのイーロンマスク、シーリミテッドのフォレストリー、クラウドストライクのジョージカルツなど今をときめくCEOは皆フサフサです。
スクエアのジャックドーシーは禿げているのかよく分かりませんが、写真を見る限り毛根の量はあるほうだと思います。
つまりCEOがハゲている会社は買い、などではなくむしろ避けた方がいいとさえ言えます。
2についてはALGNとNNDMのメンツの差からです。
ALGNは経営陣がフサ:ハゲ=5:1の割合でした。
ところがNNDMはほぼ半々。
株価の増減に経営陣のハゲ割合がどんなメカニズムを以て効果を及ぼすのか全くよくわかりませんが、これを見る限りそうなのだから仕方がありません。
ぶっちゃけ2はどうでもいいかもしれませんが、皆さんに意識してもらいたい事は1になります。
もし買いたい会社株があったらまず一回深呼吸をして、最高経営責任者の頭皮状況を見てみましょう。
ハゲてたら買わない方がいいのです。
これを知っているか知らないかで、今後のトレードの儲けに繋がってきます・・・・多分。
自らが作り出したハゲ理論に飲み込まれてしまった高橋バンさん。
しかし彼独自の動画制作スタイルとユーモアあふれる語り口は今後ますます人気を集める事必至です。今の内にファンになっておけば古参を名乗れるぞ!
私としては無理をしない程度でまた米国株銘柄分析動画を再開してくれたら嬉しいです。
なにはともあれ破壊的イナゴchの更なる発展をここに祈念いたします。