カリスマ米株トレーダーしてまん&JCドルジ、仲良くAMCで爆損する
相場に再びロビンフッド、レディット勢の熱気が戻ってきました。
三月以降鳴りを潜めていた米国のイナゴ連中が地よりも深く沈んでしまったボロ株達を再びサルベージしようとしています。
Twitterや米国掲示板レディット等で「あの株みんなで買っちまおうぜ!」と煽りを駆使しながら買いが買いを呼ぶ投資の仕組みをミーム取引といいます。
テーパリングとか金利とか春以降リスク要素が大きく取り上げられたのもあり、皆でボロ株の急騰に乗っかろうというイベントは行われなくなっていました。
ところが、最近再び低位株やロビンフッドお気に入り株が急騰しはじめるケースが多く見受けられるようになったのです。
【米国株】5/25 全体は売り優勢。GME、AMCが急騰しミーム銘柄に巻き戻しがきてる。あとリア充銘柄が堅調。 pic.twitter.com/PM8b2Xp0iI
— shun-chan (@casualsshunya) 2021年5月26日
ゲームストップ騒動再び? ミーム銘柄が高騰#株 #ゲームストップhttps://t.co/Kdt4GRAxCD
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2021年5月27日
解説記事によれば原因は仮想通貨の暴落のようです。
今まで仮想通貨トレードでがっぽり稼いでいた人たちが、イーロンマスクのクソをぶっかけれられて大暴落していく仮想通貨に見切りをつけて低位株の世界に戻ってきたというのです。
そう、イナゴたちは米株から消えただけで別分野で生きていたのです!!
遠い地へ出稼ぎにいっていた彼らは懐ホクホクで故郷へ帰ってきました。
そして株投資のリハビリも兼ねてか、馴染み深い銘柄へ資金を投入したのです。
すなわちロビンフッド栄光の象徴であり結束の証でもある「GME(ゲームストップ社)」と「AMC(AMCエンタテインメント社)」の二銘柄です。
1月の主役は一大ムーブメントを巻き起こしたGME、そして今回の主役はどちらかといえばAMCの方です。
AMCエンタテインメントはアメリカの映画館チェーン企業。
今や映画はネットフリックスなどで情報端末から気軽に見れる時代。
となれば映画館は虫の息。そこにコロナによる規制が入る泣きっ面に蜂状態。
誰もが空売りを入れたがる条件で、その空売りを買いでぶっ飛ばしていくのがロビンフッドの流儀なのです。
彼らの中には一応「映画館という古き良き文化施設を保護するため」という名目もあるようです。本当かなあ。
AMC株が急騰、小口投資家の買い続き年初来上昇率1150%に https://t.co/hbXGVCzonT @businessより
— 紅陽係長 (@kou_you_S) 2021年5月29日
年初来11倍は草
そんなこんなでAMCの株価は月末にかけてグングンと上昇。
ロビン騒動の記憶も新しい中、AMCチャレンジをする奴らはもちろんバンバン表れていきます。
ETFで微益を稼ぎ出す事にすっかり甘んじていたジャンピングキャッチ・ドルジ氏もかつての個別株ハンター(ただし天井掴み)の矜持を思い出したのかAMCチャレンジを表明します。
やはり気合十分で個別株にエントリーするスタイルが似合っています。
AMCが爆上げしてると聞いて。
— ジャンピングキャッチ・ドルジ🇺🇸米国株🔰 (@JPDorj) 2021年5月28日
いやしかし、ほんとすごいタワーだなコレw
今からこのタワーに飛びつくのはなかなか勇気が要るぜw
いっちょやったるかw pic.twitter.com/h8lsrhjYxL
そしてもう一人、5ちゃんねるの元祖米株投資固定も買いの準備を進めていました。
してまん氏です。
爆発的瞬発力と超攻撃的スタイルで話題株に一早く飛び乗る、いわゆるイナゴトレーダーのカリスマ的存在。
当ブログで何回も取り上げているブリザード氏も元々はしてまん氏に憧れて固定活動を始めたのです。諸悪の根源という奴です。
最近かなり守りに入っていたのが影響したのか、してまん氏はAMCの上昇に本腰入れて対応しませんでした。
スピードが命のイナゴトレーディングにあるまじき姿勢です。
してまん氏もタイミングをミスった自覚があるようで、AMCに乗るべきかどうか迷います。
しかし周囲はイナゴトレードの権化たる彼がAMCに今更乗らないわけがないだろうと煽る煽る。
寄りから一気に37ドル付近までカチ上げ、その後10ドル近い下落が起きます。
嘘みたいだろ?
— ジャンピングキャッチ・ドルジ🇺🇸米国株🔰 (@JPDorj) 2021年5月29日
36ドルで買ったんだぜ。#タッチ#きれいなジャンピングキャッチしてるだろ pic.twitter.com/mDluVOdEPe