逆神トレーディング日誌

全ての投資家へ捧ぐ

魔王ふくりさん、今年もやっぱり相場に翻弄される

幾多の大トレードに失敗し、離婚も経験し、コロナバブルにも乗れず、仕事でもリストラ候補にされるなど苦しい人生を送る著名トレーダー「ふくりさん」。

 

彼のTwitterアイコンがなぜ泣いている画像なのか、彼の人生を知ればおのずと分かります。

 

 

昨年末、相場への本格復帰を果たしたふくりさんでしたがやはりイマイチ乗り切れていません。

 

というよりふくりさんが復帰した辺りからトレンドが全く読めなくなり突発的に急落高騰する最高難易度相場に変わってきたからです。

 

激しい年末ラリーも特に見られず2021年の相場は終了。

これもふくりさんの呪いでしょうか。

 

 

 

残念な事にふくりさんは皆からポジションの事をチクチク言われるのが嫌になったのかポジションを隠すようになってしまいました。

これでふくりさんを標的にしたアルゴが発動する事もなく、少しは相場で勝てるのではないか・・・・とちょっとでも思った私がバカでした。

 

隠しても隠さなくてもふくりさんが損する状況に変わりはなかったのです。

 

 

 

ふくりさんがコンスタントに相場観を外す一方、もう一人の雄である例のハゲてる人は妙に上手いトレードを連発。

またなりふり構わず億トレに土下座してラジコントレードしてるんじゃないのかと大顰蹙を買っていました。

 

負けたら自分が辛いが、勝っても褒められることは稀。

曲がり屋というポジションはプロ野球の絶対的クローザーに似ています。

 

 

youtu.be

 

 

ハゲが指標として使えない、となると逆神ウォッチャーの注目はふくりさんに集まります。

 

誤解してほしくないのはふくりさんはわざと負けているわけではなく、本気に勝ちに行ってるけど結果的に大負けしているのです。

本人曰く「人生をかけて逆張りトレードの有効性のデータ取りをしている」との事です。

ふくりさんは相場を愛し、トレードへの探求に余念のない誠実なトレーダーなのです。

負けてるけど。

 

 

 

 

そのふくりさんへ悪夢が降りかかったのは1月19日の事でした。

 

前日、アメリカは金利高の影響でナスダックが崩れると同時に金融株の決算が悪かった事もありダウも下落。

日経もその影響で滅茶苦茶崩れるんじゃないかと超警戒されていました。

 

 

 

 

こんな状況で寄りから積極果敢に買い向かう漢気トレーダーが一人いました。

 

お気づきの通り、ふくりさんです。

 

 

 

 

どんな時も逆張りであろうとし続けるふくりさん。

人生をかけたトレードバックテストは、どうやら今回も失敗した模様。

 

 

 

 

寄りの27800台で入れたロング玉で壮絶にぶっこいたであろうふくりさん。

前場引け間際で救済の27610ロングをぶちこみますがこれが火に油を注ぎます。

 

 

 

ふくりさんがロングを持っていたら上がるものも上がりません。

 

日経、TOPIXマザーズの3指数は大幅にマイナスのまま取引を終えてしまいました。

 

特に年始から20%近く下げてしまったマザーズのトレーダー達は叫び声さえ上げなくなってしまいました。

 

 

 

 

しかし、話はここで終わりませんでした。

ナイトセッションになると流石に下げ過ぎと判断されたのか多少日経先物に買いが入るようになります。

 

ここで再びふくりさんが動きます。

 

 

日経終了後からダウ開始までの欧州時間(ヨーロッパセッション)というのは値動きが読みづらく難易度が高いと言われています。

私も昼に下げてたからと欧州時間に安易におっかけショートをしたらそのまま上に持っていかれ、ダウで止めをさされるという経験を何回もしてきました。

トレーダーの中には欧州時間は取引しないという人もいるくらいです。

 

ふくりさんはすっかり欧州の悪魔に魅入られてしまいました。

この数日前にふくりさんはショート封印宣言をしていたのですが、舌の根も乾かない内にこれを撤回。

ルールを破って爆損危機という下手糞トレードのテンプレのような展開になってしまいました。

 

 

 

ふくりさんのショートを起爆剤として日経先物物凄い上昇を開始します。

 

 

昼間のあの弱弱しさはなんだったんだ、と言いたいくらいの強い値動き。

 

欧州各国の相場が堅調だから、という最もらしい理由がヘッドラインで流れていましたが一番の原因はふくりさんのショートでしょう。

 

 

 

昼間に400円近い暴落を喰らったふくりさんは、夜で300円暴騰を喰らってしまいました。

相場の神は無慈悲な事を平気でします。

それか相場には神なんてものがいないからこんな残酷な事が起きてしまうのでしょうか。

 

投資の世界ではよく「往復ビンタ」という言葉が用いられます。

これは要するに買いでやられ、反対に空売りで勝負したらそっちでもやられてしまったという意味です。

別名として「両面焼き」ってのもあります。

 

往復ビンタ | 株式トレード情報局

 

しかし今回のふくりさんのはそんな生暖かいものではないでしょう。

一撃喰らっただけでぶっ倒れるパンチを連続して受けたようなもの。

はじめの一歩で出てくるデンプシーロールです。

 

 

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youtu.be

 

 

もちろんこの攻撃は歴戦のトレーダーであるふくりさんだからこそ耐えられたもの。

特別な訓練を受けているから彼はまだツイートできる余裕があるのです。

我々のような生半可なトレーダーが受けたら後遺症は必至。最悪再起不能です。

 

 

よく(現物の)株取引が投資の中で一番簡単だと言われますが、それもそのはずです。

株というのは基本的に買い戦略のみ考えておけばよいので、下がっている時は手出ししなくてもいいのです。

一方で先物FXだと売りも買いも選択肢に入ってしまうのです。

で、大体こういう時は人間売りでも買いでも取りたくなってポジポジ病を発症してしまうわけです。

物凄い強力な自制心と相場観を持っている人でないと先物とかではやっていけないわけです。

 

そういえば今年の夏から米国株の信用取引が始まるそうです。

信用取引では空売りが出来ます。

「上げだけじゃなくて下げでも取れるからお得だ!」と思う人も多いかもしれませんが、いかに売り買いを駆使して勝ち続けるのが難しいかは肝に銘じておくべきだと思います。

 

www.itmedia.co.jp

 

 

奇跡的(?)にこの日のアメリカは下げ、ふくりさんの含み損も多少は減った模様。

 

世界平和のためにもこのままダラダラとショートポジションを持っていて欲しいふくりさん。

ここに来てハゲもショートで参戦しましたがそれでもイマイチ株価は上がらず。

 

株価大暴騰が起きる確率90%のダブルショートなのですが・・・・これで28000奪還できなかったらいよいよやばいぞ!!

 

 

 

 

 

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