魔王ふくりさん、今年もやっぱり相場に翻弄される
幾多の大トレードに失敗し、離婚も経験し、コロナバブルにも乗れず、仕事でもリストラ候補にされるなど苦しい人生を送る著名トレーダー「ふくりさん」。
彼のTwitterアイコンがなぜ泣いている画像なのか、彼の人生を知ればおのずと分かります。
聞こえてこないので自分で鳴ることにした。ゴォ~ン……。
— ふくり (@fukuri) 2021年12月31日
仕事はやだけど専業とか毎日が退屈すぎて色んな面で衰えてしまう気がする緊張感もないしまさに怠惰の極み
— ふくり (@fukuri) 2022年1月1日
昨年末、相場への本格復帰を果たしたふくりさんでしたがやはりイマイチ乗り切れていません。
というよりふくりさんが復帰した辺りからトレンドが全く読めなくなり突発的に急落高騰する最高難易度相場に変わってきたからです。
激しい年末ラリーも特に見られず2021年の相場は終了。
これもふくりさんの呪いでしょうか。
節分底、彼岸底て…
— けしたよ (@1tG1MluD2Y65uHy) 2022年1月18日
もうなんでもありやんけ…
年末ラリーやら掉尾の一振やらも無かったし…
残念な事にふくりさんは皆からポジションの事をチクチク言われるのが嫌になったのかポジションを隠すようになってしまいました。
これでふくりさんを標的にしたアルゴが発動する事もなく、少しは相場で勝てるのではないか・・・・とちょっとでも思った私がバカでした。
隠しても隠さなくてもふくりさんが損する状況に変わりはなかったのです。
もうヤダ!! やだやだやだお金返してよッ!! pic.twitter.com/cDX8Zoj2FZ
— ふくり (@fukuri) 2022年1月7日
先物Sしてみた๛ก(ー̀ωー́ก)
— ふくり (@fukuri) 2022年1月12日
ふくり「下がらんスねぇ…」
— ふくり (@fukuri) 2022年1月12日
黒ふくり「せやなァ下がらんなぁ。」 pic.twitter.com/lsmMggVH1l
ふくりさんがコンスタントに相場観を外す一方、もう一人の雄である例のハゲてる人は妙に上手いトレードを連発。
またなりふり構わず億トレに土下座してラジコントレードしてるんじゃないのかと大顰蹙を買っていました。
負けたら自分が辛いが、勝っても褒められることは稀。
曲がり屋というポジションはプロ野球の絶対的クローザーに似ています。
ハゲが指標として使えない、となると逆神ウォッチャーの注目はふくりさんに集まります。
誤解してほしくないのはふくりさんはわざと負けているわけではなく、本気に勝ちに行ってるけど結果的に大負けしているのです。
本人曰く「人生をかけて逆張りトレードの有効性のデータ取りをしている」との事です。
ふくりさんは相場を愛し、トレードへの探求に余念のない誠実なトレーダーなのです。
負けてるけど。
逆張りエントリーは果たしてトレードにおいて不利なのか
— ふくり (@fukuri) 2022年1月14日
その答えがほしくて検証を続けています。実験を開始して今年で13年が経ちましたいまのところ逆張りは楽しいけど5千万円溶けました、研究データは多いほど良いのであと37年データを取り続けます。
— ふくり (@fukuri) 2022年1月14日
順張りエントリーが苦手なんですよねぇ、安けりゃ買いたくなるし高けりゃ売りたくなる。
— ふくり (@fukuri) 2022年1月14日
それなりの利が乗ればすぐ利益確定したくなるし、含み損はいくらでも耐えてしまいます。
そしておそらくそれらすべてがダメトレードであると理解はしているんですが何度でも何年でもそれらを繰り返してしまう。
そのふくりさんへ悪夢が降りかかったのは1月19日の事でした。
前日、アメリカは金利高の影響でナスダックが崩れると同時に金融株の決算が悪かった事もありダウも下落。
日経もその影響で滅茶苦茶崩れるんじゃないかと超警戒されていました。
🇺🇸株 また急落
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2022年1月18日
・ナスダック2.6%安を中心に米国株が大幅安
…年明けから8%近くの下落
・3月の米利上げ幅が0.25%ではなく0.5%になるとの見方
→米長期金利が1.88%と2年ぶり高水準へ急上昇
・GSの決算が振るわず、銀行株も下落
・NY原油7年ぶり86ドル台 ウクライナ情勢緊迫 pic.twitter.com/VuwBaKQh25
こんな状況で寄りから積極果敢に買い向かう漢気トレーダーが一人いました。
お気づきの通り、ふくりさんです。
ノーポジですが次のエントリーは買いで入ろうかと思ってます
— ふくり (@fukuri) 2022年1月18日
どんな時も逆張りであろうとし続けるふくりさん。
人生をかけたトレードバックテストは、どうやら今回も失敗した模様。
寄り買い失敗( ˟ ⌑ ˟ )
— ふくり (@fukuri) 2022年1月19日
27610、オタワ
— ふくり (@fukuri) 2022年1月19日
寄りの27800台で入れたロング玉で壮絶にぶっこいたであろうふくりさん。
前場引け間際で救済の27610ロングをぶちこみますがこれが火に油を注ぎます。
↘【日経平均】下げ幅700円超。13時58分 705円安の 27552円 pic.twitter.com/uyxe3vLUwA
— 相場変動お知らせ bot (@GOLD_OIL) 2022年1月19日
あぁダメだこりゃ_(┐「ε:)_ズコー pic.twitter.com/1xCt6mKGCo
— ふくり (@fukuri) 2022年1月19日
ふくりさんがロングを持っていたら上がるものも上がりません。
日経、TOPIX、マザーズの3指数は大幅にマイナスのまま取引を終えてしまいました。
特に年始から20%近く下げてしまったマザーズのトレーダー達は叫び声さえ上げなくなってしまいました。
【悲報】日経平均暴落 https://t.co/6ARuWEfxKi pic.twitter.com/bc9orxg9nK
— コインアンテナ (@coin_antenna) 2022年1月19日
-34.87%とか、ゾンビやな。
— nagato@株 (@nagato4534587) 2022年1月19日
現物でバリュー持ってるから含み益で追証耐えてるとかいう考察も有ったけど、日経暴落でそろそろヤバイんちゃう。 https://t.co/TUzjyxCcyH
しかし、話はここで終わりませんでした。
ナイトセッションになると流石に下げ過ぎと判断されたのか多少日経先物に買いが入るようになります。
ここで再びふくりさんが動きます。
あっ、先物売ったら担がれだした…
— ふくり (@fukuri) 2022年1月19日
日経終了後からダウ開始までの欧州時間(ヨーロッパセッション)というのは値動きが読みづらく難易度が高いと言われています。
私も昼に下げてたからと欧州時間に安易におっかけショートをしたらそのまま上に持っていかれ、ダウで止めをさされるという経験を何回もしてきました。
トレーダーの中には欧州時間は取引しないという人もいるくらいです。
ふくりさんはすっかり欧州の悪魔に魅入られてしまいました。
この数日前にふくりさんはショート封印宣言をしていたのですが、舌の根も乾かない内にこれを撤回。
ルールを破って爆損危機という下手糞トレードのテンプレのような展開になってしまいました。
ショート辞めました、もう一生ショートしない
— ふくり (@fukuri) 2022年1月14日
ふくりさんのショートを起爆剤として日経先物は物凄い上昇を開始します。
【日経先物ラージ #日経先物L】+150 (+0.55%) 27670 pic.twitter.com/spgxsA0xb2
— くやしいか (@kuyashiika) 2022年1月19日
持ちプットのプレミアムが11円→55円→28円…
最近プット買っても5倍までしか盛らないから、そこで指しとくかと思ってやめたけど、そんな安直なやり方が正解って
理由がちゃんとあるのかも知れないけどおれに分析は無理
【日経先物ラージ #日経先物L】+200 (+0.73%) 27720 pic.twitter.com/p6vMV2fVAb
— 新参者。 (@300_HO_50) 2022年1月19日
昼間のあの弱弱しさはなんだったんだ、と言いたいくらいの強い値動き。
欧州各国の相場が堅調だから、という最もらしい理由がヘッドラインで流れていましたが一番の原因はふくりさんのショートでしょう。
ァ…ァァァァ……515Sがぁ!! くそがよォ pic.twitter.com/HP9oBP52UO
— ふくり (@fukuri) 2022年1月19日
ナンピンも損切りもしないなら、今まで通りふくり損で死ぬしかないじゃない!!
— ワゴン (@von_nishi) 2022年1月19日
昼間に400円近い暴落を喰らったふくりさんは、夜で300円暴騰を喰らってしまいました。
相場の神は無慈悲な事を平気でします。
それか相場には神なんてものがいないからこんな残酷な事が起きてしまうのでしょうか。
投資の世界ではよく「往復ビンタ」という言葉が用いられます。
これは要するに買いでやられ、反対に空売りで勝負したらそっちでもやられてしまったという意味です。
別名として「両面焼き」ってのもあります。
しかし今回のふくりさんのはそんな生暖かいものではないでしょう。
一撃喰らっただけでぶっ倒れるパンチを連続して受けたようなもの。
はじめの一歩で出てくるデンプシーロールです。
もちろんこの攻撃は歴戦のトレーダーであるふくりさんだからこそ耐えられたもの。
特別な訓練を受けているから彼はまだツイートできる余裕があるのです。
我々のような生半可なトレーダーが受けたら後遺症は必至。最悪再起不能です。
よく(現物の)株取引が投資の中で一番簡単だと言われますが、それもそのはずです。
株というのは基本的に買い戦略のみ考えておけばよいので、下がっている時は手出ししなくてもいいのです。
一方で先物FXだと売りも買いも選択肢に入ってしまうのです。
で、大体こういう時は人間売りでも買いでも取りたくなってポジポジ病を発症してしまうわけです。
物凄い強力な自制心と相場観を持っている人でないと先物とかではやっていけないわけです。
そういえば今年の夏から米国株の信用取引が始まるそうです。
「上げだけじゃなくて下げでも取れるからお得だ!」と思う人も多いかもしれませんが、いかに売り買いを駆使して勝ち続けるのが難しいかは肝に銘じておくべきだと思います。
奇跡的(?)にこの日のアメリカは下げ、ふくりさんの含み損も多少は減った模様。
世界平和のためにもこのままダラダラとショートポジションを持っていて欲しいふくりさん。
ここに来てハゲもショートで参戦しましたがそれでもイマイチ株価は上がらず。
株価大暴騰が起きる確率90%のダブルショートなのですが・・・・これで28000奪還できなかったらいよいよやばいぞ!!
🇺🇸株安 続く
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2022年1月19日
インフレ+利上げ警戒+景気不安から米国株の下落が続いています。ナスダック総合指数は11月につけた最高値からの下落率が10%を突破。「調整局面入り」の目安とされる状況になりました pic.twitter.com/0wU7GXjZ0p
ダウ売り
— 岐阜暴威 ☉♰☉ (@gihuboy) 2022年1月19日
なんとか輝くといいな(^ー^) pic.twitter.com/GrDDozFzie