【悲報】5ch史上屈指の名投資家「梟居堂(フクロウさん)」、完全引退か
一時期に比べ投資熱が下がっている今日この頃、投資家人口を更に減らしかねない衝撃の展開が起きてしまいました。
当ブログでも頻繁に取り上げていた5ch(旧2ちゃんねる)市況板の超ベテラン逆神投資家の「梟居堂(通称フクロウさん)」がここ一週間ほど行方不明なのです。
新興バブル華やかな頃、2ちゃんねる新興株スレで猛烈に嫌われていた過去を持つフクロウさん。
平成から令和にかけての相場を見てきた生き証人の失踪に私自身とてもショックを受けています。
リーマンショック・・・の時はなぜか書き込みがありませんでした。
東日本大震災の時では危険を承知で書き込み続けたフクロウさん。
頑張る方向が違います。
79 :(ΘдΘ)フクロウ ◆P7ICMTlOP6 :2011/03/11(金) 15:15:12.96 ID:Fn+rL7FH0身の危険を顧みず、2ちゃんに書き込む・・・オレってコテの鏡だな。
安倍氏がアベノミクスの第一報を告げた衆院解散前のニュースではヘッジファンド破壊宣言を出したフクロウさん。
近年の様子見しかしていなかった状態と比べたら非常に勇ましいですね。
553 :(ΘдΘ)フクロウ ◆5YGPR998TU :2012/11/15(木) 20:41:01.02 id:XuLV9Yco0
日本国民が汗水流して働いて得た血税が外国にぶん取られているので、オレが株で取り返す。 HF撲滅!
チャイナショック時には押し目買いを推奨していたフクロウさん。この意見に従った人はとんでもないダメージを喰らったことでしょうね。
642 :梟居堂 ◆3I62B0CFSI :2015/08/11(火) 11:24:45.97 id:sjhfeXXM0
あえて言っておきましょう・・・今日の安値(何時になるか分からんが)は拾っておきましょう、明日は反発します・・・
181 :梟居堂 ◆3I62B0CFSI :2015/08/11(火) 20:55:03.61 id:sjhfeXXM0
>>163
稼げる時に、稼げるだけ稼いどけ・・・アベノミクスが終われば、下落するならまだいいほう、動かない閑散相場になるぞ・・・
そしてコロナショック時、フクロウさんは三角持ち合いのヨコヨコを示唆していました。
フクロウさんの予測は空振り、株価は持ち合いどころかあっという間に下へ滑落していったのです。
長く相場に携わっているからその分投資が上手い、という事にはならないという現実をフクロウさんは私たちに教えてくれました。
そのフクロウさんの失踪原因はいくつかあります
。
最近の気温上昇でフクロウパソコンがぶっ壊れた。
あまりに負けすぎてネット代を支払えなくなった。
そもそも投資に飽きた。
人知れずコロナワクチンを打って副作用で寝込んでいる。
そして急逝説。
その中で最有力とされている説が「トリップが生成できなくなった」というものです。
5ちゃんの固定が引退する原因トップ3に入る「トリップが割れた」の亜種みたいなものですね。
フクロウさんが最後に書き込んだのは7月5日のことです。
5ちゃんねるのバグなのか「#」が半角になっていなかったのかは謎ですが、かくしてフクロウさんのトリップは皆にバレてしまったのです。
しかしここまでだったらトリップを変えればいい話です。
フクロウさんは固定ハンドルをつけなくても分かる特徴的な文体とヘンテコな相場観があるのですから、成りすましが旧トリップをつけてもすぐに偽物だとバレます。
しかし問題はこの日フクロウさんが名無しで書き込んでいたのが判明した事にありました。
こういう時に議論に挙げられるのが「クリエイターの人格とその作品は切り離して扱うべきかどうか」というものですが、今回のフクロウさんについては個人的には切り離して扱うべきだと思います。
投資家というのはクリエイター以上に「作品」や「結果」でその人格が肯定されがちな世界だと私は感じています。
バフェットとかソロスとかジムロジャとかの著名人物の心の闇は皆が見て見ぬふりしていますし、ウォール街のトレーダーはパソコンを叩き壊したり四六時中Fワードを連発していたりするわけです。
ただし彼らは抜群の結果を叩きだしているわけでなんとなく許されているのです。
そうなった時のフクロウさんですが、彼の投資成績が非常に悪い事は皆も分かっていることでしょう。そうでなければ当ブログでまず取り上げていません。
しかし彼はそれ以上に唯一無二の「言葉」だったり「思考プロセス」だったり「面白くないダジャレ」だったりを残して皆を楽しませた功績があるのです。
このあたりがプロ投資家ではない投資系エンターテイナーの持つもう一つの評価軸なのです。
その評価基準で考えた時のフクロウさんの功績は、前述した荒らし行為をしたという悪行が事実であったとしてもなお覆すことの出来ないものなのだろうと思います。
もうフクロウさんは市況板に戻る可能性は低いのかもしれません。
出会いと別れを繰り返すのが人生だとするのなら、そこからなにを学び自らに活かすのかを考えるのは人生における重要課題でありましょう。
彼の遺した幾多のヘボ相場観を反面教師にし、蘊蓄を酒の席の肴にし、つまらないダジャレを知ることで人前でスベることを防ぐといった活用法が案外我々の今後に効いてくるのかもしれません。
「一流は死んで人を残す」と松下幸之助は言いましたが、フクロウさんが撒いた萌芽は今後少しずつ大きくなり将来大輪の花を咲かせるのかもしれません。
私も入り口は特殊なれどフクロウチルドレンの一人といってもよいでしょう。
彼の魂を受け継ぎ、私は明日以降も相場を張っていこうと思います。
フクロウさん、短い間でしたが本当にお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。