逆神トレーディング日誌

全ての投資家へ捧ぐ

プレジデント(2021年5月14日号)を買ってみた

昨年から続く株高、そしてFIRE(早期経済的自立)ムーブメント。

 

天下のビジネス誌プレジデントも株式投資に関する記事や特集号を出す事が多くなってまいりました。

 

投資記事がなかったら「エリート社員はメモ帳の使い方が上手い」「朝型生活を徹底しよう」「人に好かれる話し方」といったベタベタの飽食コンテンツばっかりになることうけあいなので編集部としても助かっていることでしょう。

 

そのプレジデント誌5月14日号は一世を風靡した逆神チーム「ホーリートリニティ」の二柱、CISさんと岐阜暴威さんの記事が載る俺得な内容となっています。

 

 

「年収300万円だけど億万長者」という購読層にぬるい希望を抱かせる絶妙なタイトルに目を引かれがちですが、そんなことより問題はCISさん(しっさん)と岐阜さんの記事です。

 

まずCISさんの記事。

最初に言っておくとこの記事はCISさんを直接インタビューしたものではなく、麻雀仲間のオラゴン氏が「しっさんが飲み会の席でこんな愚痴言ってましたよ」というネタを基に書いているものになります。

つまりしっさんが一対一の独占インタビューに応じたわけではないということです。

最近のしっさんのトーク力の衰えと日本語能力の怪しさを鑑みるとこういう形式になるのは致し方ないのかもしれません。

 

ここでしっさんがオラゴン氏に語っていた事が衝撃的でした。

「去年は儲かっていない。」

でしょうね!

 

「去年は金余りの右肩上がり状態でアブノーマルだった。自分の固定観念を守るためにもここでリスクは背負わない」

しっさんは自著で愚直な順張りを推奨していたのだからむしろトレンド相場で波に乗っていくタイプではなかったのでしょうか。

 

 

記事だけを読んだ人は「流石伝説のトレーダー。いいことを言う。」と思うでしょう。

 

しかし年始までのトレンド相場でも今現在のボックス相場でもロスカットするしっさんの姿しか見ていない我々はこの意見にどんな感情を抱けばよいのでしょうか。

 

CISさんの記事をまとめると「株なんかせずに麻雀してた方が楽しいぜ」ということでした。

ひねくれたように書いてると思われるかもしれませんがそれなりにガチです。

 

しっさんはこのまま麻雀、ポーカーカテゴリの人間になってしまうのでしょうか。

 

 

 

そしてもう一人の巨星、岐阜暴威さんの記事はわずか1ページ。

 

CISさんが3ページあったのにこの格差とはプレジデント編集部も岐阜さんはアンチヒーローとしての役割を期待していたのでしょう。

紹介文の肩書は「資産500万円の兼業負け組投資家」。

 

資産500万ない投資家の皆さん(自分含む)!あなたたち負け組投資家ですよ!

 

岐阜さんの記事も内容としては「CISの代わりに俺を崇めてもいいんじゃないのか」というルサンチマンすぎるものでした。

しかしここが隔週発刊雑誌プレジデントの妙です。

 

取材時と違い現在は岐阜さんよりCISさんの方が圧倒的に下手糞という認識が広まっているのです(というより岐阜さんが無駄に上手くなりすぎている)。

 

編集部も岐阜さんを負け組の戯言みたいな形で使いたかったのでしょう。

 

しかし立場が逆転した今、岐阜さんの言う「CISを甘やかすな」「金持ってる奴に対して思考停止をするな」という言葉が生々しく響きます。

 

編集部の意向を曲げてしまうあたり、この両氏はやはり逆神中の逆神だとはっきり言えるでしょう。

 

 

なおこのプレジデント誌には投資家「猫組長」の経済コラムも掲載されています。

その内容は「FIREに拘り過ぎて趣味や交遊に金を一切回さない人生はつまらなくないか?」というとても普通なものでした。

「FIRE成功者はセミナーを開くが、そのセミナー料を原資にしてFIREを継続できているのかもしれない」という言葉は最近やらかしてばっかりのサロンやセミナー界隈にそれでもひっかかってる人たちに聞かせたいですね。

 

 

 

 

 

おまけ 

はるなん&高橋ダンの飛ぶ鳥を落とすコンビがトウモロコシを売りにいったら大変なことになっていました

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