公務員試験体験記(二次試験まで)
こんにちは。当ブログ管理人です。
国家一般職の試験委員がどう変わるか見ものですと言ってまったくアップデートを行わなかったのですが、結論から言うと経営学のF田先生は留任されておりました。
以前紹介していた経営学攻略法は本年度も有効だったということをまずはお伝えします(金銭的な負担がべらぼうなのは否めない)。
さて、本年度の国家公務員試験も日程の大部分が終了しました。
私の結果ですが
国家一般職試験:最終合格(内々定)
国税専門官試験:最終合格(辞退)
国家総合職試験法律区分:一次試験寝坊
裁判所職員一般職試験:一次試験不合格
地方上級(某県):一次試験不合格
ということになりました。
国家一般職攻略法とドヤ顔で書いていた手前、筆記不合格だけはなんとか避けたかったところであり、結果を示せてまずは一安心です。
このブログを一秒でも見て頂いた稀有な方々に御礼申し上げます。
簡単ではありますが、試験との関わりについて時系列で書いていきます。
筆記試験
まず6月17日(日)に筆記試験を受けました。
試験会場は馴染みのある所でしたので特に道に迷うことなく試験30分前には到着できました。
戦法は相変わらずの専門重視逃げ切り型でいったので午前の一般知能試験は20点(得点率50%)とれることを目標にしました。
解く順番は知識分野→文章理解(和文)→資料解釈→文章理解(英文)→数的処理。
一般知能試験は試験時間が足りなくなると言われていますが、本年度も私は時間ぎりぎり一杯になりました。
数的処理は鉛筆コロコロです。
話題となった確率の出題ミスに関しては思いっきり解答を間違えていましたので、一点加算の恩恵を受けることが出来ました。ラッキー。
昼食に関してはウィーダーインゼリーとおにぎりを一個ずつ用意し、ドリンクは天然ミネラル麦茶にしました。
学生時代にご飯もりもりコーヒーごくごくで試験に挑み、突然のゲーリーに苦しみ続けた反省です。
午後はまず一般論文試験がありました。
書けた字数は1000字程でしょうか。裏の6行目にかかるくらい。
内容面は(1)で問題提起をミスし(2)でひたすら力技を展開させるクソさでした。
今まで誇れるほど論文を書いてきたわけではありませんが、確実に人生史上ワーストの出来です。
ただ、結果的に余裕で足切り回避したので採点は緩いのかなと。
専門択一試験は前年と同じラインナップで受けました。オアシスと化していた教育学が血の池地獄と化していた事以外はまあまあの出来。
その教育学自体も後々予備校の講評を見るに難易度がそれほどあったわけではないようで、私の勉強不足だった模様です。
最終的に
一般知識:21点(出題ミスによる加点1点含)
専門択一:30点
でした。
試験会場に持ち込んだ本は以下です。直対ブック以外は見返す時間がそれほどなかったので、どちらかというと御守り扱い。
公務員試験 直前対策ブック 30年度 (受験ジャーナル特別企画3)
- 作者: 受験ジャーナル編集部
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2018/02/21
- メディア: 単行本
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※TACの「政治系・応用」講座を通信生身分で受講していたためそのテキストも持っていきました。
一次試験合格発表まで
一次試験合格から合格発表まで大体1ヶ月ほどありますので、その間に官庁研究したり説明会に参加したり5ちゃんねるでマウントレスしたり人それぞれの過ごし方があると思います。
私は訪問したい官庁群が試験前に大体固まっていたので、比較的情報収集に費やす時間は少なくて済みました。
一番の問題だったのは私の悪筆です。二次試験時に提出する面接カードは手書きとなります。字体が崩壊したままここまできてしまった代償を払わねばなりません。念入りに書かなければそれだけでアウトになります。
文字チェックと文章構成に関して、2日に1回間隔でジョブカフェ(若年者就職支援センター)を利用しました。併願していた国税専門官試験の添削と模擬面接も併せて利用してしたのもありますが、後日程になってくると地上・市役所組の利用が増え予約が取りにくくなるためこの時期に集中的に通いました。
一次試験合格発表~合同説明会
一次試験の合格発表は7月11日にありました。受験票に二次試験の日程が書いてあるので参加したい官庁の説明会とブッキングしていないかチェックです。
各官庁の個別説明会日程が出揃い始めるのは合格発表直前頃期になります。ただ、予約は発表当日開始となるので初日参加を目論むハンター達による第一次電話戦争が開始されます。私は初日参加へのこだわりがなかったため電話戦争に参加していませんが、体験者によるとなかなか大変とのこと。
発表数日後に各府庁合同説明会というものが各人事院ブロックごとに開催されます。囲い込みを受ける、純粋に説明を聞きたい、パンフレット回収のみと各々目的はそれぞれ。某局や某所は説明会参加者に名前を書かせる紙を配布していましたが、あれが囲い込みだったのかどうかはわかりません。
合同説明会に参加したメリットとしては自分の行きたい官庁の人気がなんとなくわかるところです。会場に発生する黒山の人だかりを見れば全ブース大盛況かと一瞬ビビりますが、部屋が満杯になるところと閑古鳥が鳴くところの差が明確になります。
私は比較的人気のないところを回っていましたが、興味本位で超人気省庁のブースに入ったところ圧迫感で死にそうになりました。
なにがなんでも内定が欲しいぜって人は合同説明会で人が全然来てないところを優先的にチェックしたらよいと個人的に思います。採用されるかは別問題として。
二次試験(人事院面接)
人事院面接の日程は7月下旬に割り当てられました。
ご存知のように今夏は雨が降り、猛暑が襲い、台風がコンボを決める世紀末モードであり移動を要する身分として気が気でない状況でした。
幸い、面接当日は日差しがガンガン照るくらいで済んだのですが、多汗症のため体臭やシャツの透け具合など懸念材料を抱えたままの会場入りとなりました。
控え室は縦12、横10の120人ほど収容できるところでした。一次試験の受験地域ごとに並ばせる配置となっており、席の割り当ては会場にいかないとわかりません。最後尾の席の人は四時間くらい待機しないといけないので想定問答集かコピーした面接カードの余分を用意して見返していたらよいと思います。私自身かなり後方でしたのでこの方法をとっていました。
面接開始前にはマーク式の性格診断があります。あきらかにヤバそうな質問文に吹き出しそうになりますが時間もないので流れ作業で塗っていきます。素人には判断つかない代物なのでどのように面接で使われるかわかりませんが、地雷質問の選択だけは間違えないようにしました。
その後順次面接となります。
前述したように後方席で待機時間が長かったため、自分の順番が回ってくる頃には「腹減ったなあ」といった邪な感情に支配される状態になっていました。
順番が来ると手鏡で鼻毛が飛び出ていないかだけチェックし、面接室に向かいました。
面接官は男性3人で、一人ずつ面接カードを上から順番に聞いていくオーソドックスな形式でした。経験・体験の有無とどう考え行動したのかといった論理性を見ているのかなと思いましたが、面接官の相性にもよると思います。
面接前日にわざわざ神社に行き「相性のいい面接官に当たらせて下さい!」と願掛けした効果が出ましたね。
既卒者でもコッパンの面接は職歴を聞かれないという意見に淡い期待があったのですが、問答無用で聞かれました。ただ、事実関係だけを淡々と述べたらそれ以上深堀されず返って拍子抜けしました。ちなみに国税専門官の方はスルーされました。
面接時間は目安の15分きっかりでした。面接時間と評定の関係性はわかりませんが最終的にC判定でしたので、普通普通アンド普通の受験生だったかなと。
長くなったので次へ続く。